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宮古島市立 結の橋学園にて「環境教育講話」を実施しました
2025年12月1日

― サンゴ保全の最前線から、“未来の海”を考える時間 ―
2025年10月24日、ハヤシコーポレーションは、宮古島市立 結の橋学園にて、環境教育講話を実施いたしました。
今回のテーマは、
「サンゴ保全の最前線 ~協議会の活動と白化したサンゴの可能性~」。
講師を務めたのは、当社代表取締役の林 歳彦(はやしとしひこ)。
サンゴ養殖や環境保全活動の現場で得た知見をもとに、
地域と企業がどのように未来の自然を守っていけるのかを、生徒の皆さんと一緒に考える時間となりました。

問いかけから始まる、環境について考える時間
講話は、
「海洋ゴミが増えると、海では何が起きると思いますか?」
「海水温が上がると、どんな影響があるでしょうか?」
といった問いかけからスタートしました。
すると教室からは、
- 亀が間違って食べてしまう
- サンゴが死んでしまう
- 海が真っ黒になる
など、生徒たちの率直で真剣な意見が次々に挙がりました。
数字が伝える、海の“いま”
林からは、
- 沖縄のサンゴの約90%が失われていること
- 人の体の中には、クレジットカード1枚分に相当するマイクロプラスチックが含まれているという調査結果
といった、最新のデータも紹介。
📄 Coral bleaching in Okinawa, 1980 vs 1998:
1998年の大規模白化により約90%の白化・死亡が観察された。J-STAGE
📄 Bleaching around Akajima, Okinawa:
1998年の一部調査地点で90%以上の白化頻度。CiNii
Ingested microplastics: Do humans eat one credit card per week?
Journal of Hazardous Materials Letters
(査読誌 / 研究論文)
生徒たちは驚いた表情で資料を見つめ、
環境問題が決して他人事ではないことを実感している様子でした。
「やることも大事ですが、一番大切なのは
ゴミを出さないように“考えること”です。」
この言葉が、教室に静かに響いていました。

サンゴが“身近な存在”になる瞬間
後半では、実際のサンゴ養殖の映像を紹介するとともに、
白化したサンゴを再資源化して生まれた
「サンゴタンブラー」「サンゴボトル」を生徒たちに手に取ってもらいました。
- 「紫蘇みたいな匂いがする!」
- 「これがサンゴからできているなんてすごい」
と、教室からは驚きの声が上がり、
環境保全が日常とつながる取り組みとして伝わった瞬間でした。

生徒たちからの質問と、未来へのメッセージ
質疑応答では、真剣な眼差しの生徒たちから
- 「活動を続けていて、やりがいは何ですか?」
- 「私たちに今すぐできることはありますか?」
といった質問が次々に寄せられました。
林は、
「今日学んだことを、ぜひ家族に伝えてください。」
「使い終わったものが、どこへ行くのかを考えることから始めてみましょう。」
と、生徒たちの行動につながるメッセージを伝えました。
生徒・先生から寄せられた声
生徒代表からは、次のような感想がありました。
「海のゴミの80%が陸から来ていると聞いて驚きました。
仕事と地域、環境がつながっていることが分かりました。
これから自分たちにできることを考えていきたいです。」
また、教頭先生からは、
「1〜6年生では島の自然を体験し、
7〜8年生ではその体験を活かして地域に貢献するビジネスを学んでいます。
今後は島外の企業とも連携しながら、学びを形にしていきたいです。」
というお言葉をいただきました。

未来の海のために、これからも
ハヤシコーポレーションでは、
サンゴ保全、養蜂、地域循環型のものづくりを通して、
「人と自然が共に生きる社会」の実現を目指しています。
今回の講話が、
未来を担う子どもたちが海や自然に関心を持ち、
小さな一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。
これからも私たちは、
宮古島の美しい海とともに歩み続けてまいります。


