ハヤシコーポレーション

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初めての「ぬいぐるみ」づくり。2Dの広告会社が形にしたマスコットキャラクター

2026年6月21日

株式会社ハヤシコーポレーションは、車両ラッピングや看板など、平面(2D)の広告を専門に手がけてきた会社です。そんな私たちのもとに今年4月、これまで一度も手掛けたことのない依頼が舞い込みました。企業・ブランドのマスコットキャラクターとして使う、オリジナルの「ぬいぐるみ」を作ってほしい。そして6月、試作と改良を重ねた末に、そのぬいぐるみは無事に完成しました。

きっかけは、ひとつの依頼から

ハヤシコーポレーションが得意としてきたのは、車両ラッピングや看板といった、いわば「平面」の世界での広告表現です。デザインを紙やシートに落とし込み、車体や看板に仕上げていく。そこには長年培ってきた技術と経験があります。

けれど、ぬいぐるみは違います。立体物であり、素材も、縫製も、質感の出し方も、私たちがこれまで扱ってきたものとはまったく異なる世界です。

それでも、今年4月にこのお話をいただいたとき、私たちの心には迷いよりも先に、ある想いが浮かんでいました。それは「私たちの得意分野ではなさそうなことを、あえて頼んでくださった」という事実そのものへの感謝です。今までやったことのない依頼をいただけるということは、それだけハヤシコーポレーションという会社に対して、何かしらの期待を寄せていただいているということなのだと思います。だとすれば、その期待に応えたい。いや、期待を超えていきたい。そんな気持ちで、私たちはこのプロジェクトに向き合うことを決めました。

このイラストを元にぬいぐるみ作成の依頼をいただきました

手探りの日々、そしてクライアント様との共創

とはいえ、経験が少ないまま形にできるほど、ものづくりは甘くありません。ぬいぐるみとして愛される存在になるには、表情のバランス、素材の触り心地、大きさ、縫い目のひとつひとつまで、細やかな調整が必要でした。

私たちが大切にしたのは、クライアント様との対話を何度も重ねることでした。一方的に「これで完成です」と提示するのではなく、試作品ができるたびにクライアント様のもとへ連絡し、ご意見をいただく。そのフィードバックをもとに、また手を加える。その繰り返しの中で、少しずつ理想の形に近づいていきました。

試作品をお送りするたびに、クライアント様が「わあ、いいですね」「ここまで近づきましたね」と喜んでくださる。その瞬間の空気が、私たちにとって何よりの励みになりました。経験のない領域に挑んでいるからこそ感じる不安もありましたが、それを上回るほどの嬉しさが、確かにそこにはあったのです。これは、私たちだけで作り上げたものではありません。クライアント様と一緒に、対話を重ねながら共に育てていったもの。まさに、私たちが大切にしている「共育」という言葉そのものの現場だったように思います。

完成の瞬間に感じたもの

6月、いくつもの試作とやり取りを経て、ぬいぐるみはついに完成しました。手元に届いた完成品を見たとき、社内に確かな達成感が広がりました。

知識も経験も少ない中、それでも一つ一つの工程に向き合い、クライアント様と共に歩んできた日々。その積み重ねが、一体のぬいぐるみという形になって目の前にある。その事実に、この依頼を引き受けて本当によかったと、心から思いました。

広告の会社という枠を超えて

ハヤシコーポレーションは、車両ラッピングや看板といった広告制作を軸にしてきた会社です。けれど今回のぬいぐるみ制作を通じて、私たちは改めて気づかされました。私たちは「広告の会社」という枠の中だけに留まる存在ではないのだ、と。

依頼をいただいた時点で「できません」と答えることは簡単だったかもしれません。けれど、私たちはそうしませんでした。それは、経験のない挑戦であっても「やってみよう」という姿勢を、社員一人ひとりが自然と持っているからだと思います。この風土は、代表から一方的に示されたものではなく、いつしか社内全体に広がり、根づいてきたものです。目の前の依頼を、これまでの枠組みで判断するのではなく、まず向き合ってみる。一人ひとりがその前提を超えていける存在であること。それこそが、ハヤシコーポレーションらしさなのかもしれません。

最後に

一体のぬいぐるみから始まった、小さくも確かな挑戦。それは、私たちにとって新しい可能性の扉でもありました。これからも、ハヤシコーポレーションは「広告の会社」という枠にとらわれず、目の前にある依頼、そして期待に、真摯に向き合っていきたいと思います。次はどんな挑戦が、私たちを待っているのでしょうか。

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